寮父/寮母先生の日記

寮生活だより ~「Sisters」にこめられた思い~

本校は全寮生の学校です。
他人との共同生活のなかで、相手を思いやり尊重する心が養われていきます。
今年度の女子寮のスローガンは、「Sisters」。
新寮長となった生徒の思い、そして生徒たちを温かく見守る寮母からのメッセージをお届けします。
 

 
■寮生活だより ~「Sisters」にこめられた思い~
寮母

本校の1学期にあたる夏学期。今年も新10年(高1)生、14名のカナダからの交換生、7名の日本の夏季訪問生とともに、賑やかな1年がスタートしました。

互いにたくさんの刺激を受けた暑い夏を終え、現在学校は2学期が始まったところです。

11・12年(高2・高2)生は、「はたして自分たちが、卒業生たちのような良き先輩になれるだろうか?」と不安を感じながらの新学期でしたが、
下級生や交換生と交流を深めるうちに、少しずつ自信をつけてきたようです。
また、10年生も、まだまだ生活に慣れることで精一杯の日々ではありますが、少しずつ、遠くの山々を眺める余裕が出てきたようです。
「横のつながり」だけでなく「縦のつながり」へ「小さな集団内の交流」から 「自由にのびのびとした交流」へと幅を広げていきながら、
様々なことを学び、成長していって欲しいと願っています。

さて、1学期の初めに新寮長となった12年生から発表された今年の女子寮のスローガンは「Sisters」でした。

昨年度の「Respect others」に加えて、女子寮みんなで「姉妹のような温かい関係」をめざしていきたい、と語りました。
さらに、11年生には「10年生と12年生の架け橋になってほしい。いつでも私たち12年生に頼っていいよ」と声をかけていました。
また、12年生には「全体を見てアンテナを張っていこう。新しい環境で緊張している10年生を支えていこう」と呼びかけていました。

この寮長である生徒からのメッセージを通して、11年生は後輩を迎え初めて「先輩になる自覚」を持ち、12年生は「学校や寮をひっぱっていく立場」になった覚悟を決めたように見えました。

寮生活では、 否が応でも「異なる考え」を持つ人と共に過ごす事が求められます。

色々なぶつかり合いも当然あるでしょう。
ほんの一部分だけを取りあげて、その人を決めつけて批判するだけで終わってしまったり、歩み寄ることを諦めてしまうのではなく、相手の良いところを見いだしていってほしい。いろいろな体験を通して、姉妹のような温かい寮にしていきたい、そんな寮長の思いは、聞いていた仲間に良く伝わったはずです。

本校での3年間の中では、失敗もあれば挫折もあるでしょう。それでも何度も諦めずに挑戦していってほしいと思います。
学業だけでなく、文化芸術的な活動、スポーツ、地域活動など、「さまざまな挑戦」が本校では可能です。
そして、気の合う人とばかりではなく、自分と「異なる性格」や「異なる意見」を持つ人と積極的に付合ってみることは自分自身にとって大きな発見のチャンスです。

寮では、そのような生徒の活動や挑戦をサポートするために、安心して生活出来る環境作りを進めて行きたいと考えています。
この一年、それぞれが持ち味を生かしながら大きく成長することを期待しています。