イベント・レポート

冬期休暇を終えて

 約4週間ある冬期休暇。故郷に戻り家族や旧友との時間を楽しんだり、語学研修や冬期講習に通ったりと、生徒たちはそれぞれ充実した時間を過ごしたようです。
 多くの生徒が日本へ帰国する中、ヨーロッパで家族とのかけがえのない時間を過ごした生徒の感想を紹介します。

07-033

■高校最後の冬休み
12年生(高3)女子

 実を言うと、私は高校1年生の冬休みを除いて日本に帰ったことがありません。3年間の留学生活を自分なりに有意義に過ごしたいと思っているからです。今年の冬休みはどこで過ごそうか、と考え始めていた頃に父が「オーロラを見に行きたい」と言い出したので、私は特に深く考えることなくフィンランドに滞在しようと決めました。

 とはいうものの、忙しい父が私の冬休み分の休暇を取ることはもちろんできるはずがないので、私は父と姉がフィンランドに訪れる前に現地の教師の家にホームステイをし、土日以外は英語の発音、文法などを勉強しました。
 正直に言うと、私は今まで自分の英語力がそれほど悪いものではないと思いこんでいたので、初め発音練習の際に問題点を指摘された時は、自分の発音の何が悪いのかよく分かりませんでした。
 しかし指摘された箇所を何度も聞いているうちに自分のどこがダメなのかがわかり、自分の発音が自分で思っているものより俄然悪いものだと気づかされた時には、はっとし、また同時に見直そうと思うことができました。

 それから何日か経った後、父と姉にヘルシンキ空港で再会して観光地であるロバニエミへ向かいました。そこは私が滞在していたヘルシンキよりも気温が低く、大きく息を吸いこむとむせてしまうほどです。
 犬ぞりや、トナカイぞりに乗ってみたり、また色々な場所へ行きました。 父と姉と過ごす一分一秒がとても愛おしく感じられました。
 そして本来の目的であるオーロラはというと、母がオーロラを見るツアーに3日間分予約してくれていたので3日間行きましたが、2日目にカメラで撮っても映らないほどのものを少し見ることができたくらいでした。暗く青い空に広がる緑色のカーテンのように曲がった線が1本、2本。消えたり、また現れたり。そしてオーロラが現れるのを待っている間にソーセージを父とたき火で焼いたり、その焼き方に2人してこだわったりして、オーロラが現れないにしても、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 家族と離れて暮らすことはやや辛いことですが、離れている間に人間的にも学力的にも成長して家族を驚かせることができたら良いなと思っています。
 高校最後の冬休みをフィンランドで過ごすことができたのは両親のおかげなので感謝の気持ちを忘れることなく、卒業まで日々物事を吸収して過ごしていきたいと思います。