イベント・レポート

模擬国連の感想

世界中から集まった学生達が、国連と同じ方式で世界の問題を討論する模擬国連。
オランダ・ハーグで開催されたこの会議に、今年も学内の厳しい選考をくぐり抜けた生徒たちが参加しました。

参加した生徒の感想を紹介します。


■新たなチーム
11年生(高2)女子


10年生のターム5から約10ヶ月、長かった準備期間もようやく終わり、私たちは1週間オランダに滞在しました。辛かった4つのレポートも先輩や同級生のMUN(Model United Nations:模擬国連)メンバーから励まされ、あるいは励まし、今ではいい思い出となっています。

私はバレー部やダンス部など色々なチームに入っています。そしてスイス公文のMUNメンバーも一つのチームです。しかしながら、オランダの会議場では、それぞれが違う委員会を担当しているため、離れ離れになってしまいます。そんな心細さや、周りの英語力に萎縮し、毎日が反省ばかりでした。

しかし、辛いことばかりではないのが、MUNの良いところです。全員が違う学校出身の一つの会議場の中で、私にも新たなチームが出来ました。挨拶代わりの「君のレゾリューション見てもいいかな」から始まり、ドイツ人2人、スイス人1人、そして日本人の私。4人という小規模なチームではありますが、私の心の支えになってくれました。運良く、自分のレゾリューションがそのチーム内で採用され、メインサブミッターという地位を獲得することが出来ましたが、正直私は演説や討論が苦手で、不安しかありませんでした。そんな中、私を励まして下さったのは、スイス公文のMUNメンバーや会議場で出来た3人の仲間でした。

残念なことに私たちの作ったレゾリューションは可決されませんでしたが、議論の進め方や話し方、そしてチームの大事さに気づくことの出来た貴重な経験をすることが出来たと思っています。今年の反省や悔しさをバネに来年はより充実したMUN Lifeを送っていきたいと思います。



■2度目の挑戦
12年生(高3)男子


昨年経験した悔しさを忘れずに準備した2度目の模擬国連参加では、数多くの成果を手に入れることができました。昨年よりも多くの友達を作ることができ、会議外の雑談にも加われるようになりました。ロビーイングでは他国の生徒の輪に交わり、自分の考えをより積極的に伝えられるようになりました。本番のディベートの時にも話の流れを理解しトンガの代表として意見を述べることもできました。他者との英語力の差を理解することで、緊張し過ぎずに自分ができることに専念してスピーチが話せるようになりました。

また今年のスイス公文の担当国であるトンガ王国のアンバサダーとして開会式および閉会式にトンガの旗手として参加できたことも、とても刺激的で良い経験になりました。特にオランダでの五日間のラストを飾る閉会式に旗手として会場を行進した時は感無量でした。その中でも一番嬉しかったのは旧友との再会でした。昨年僕はSpecial Conference on Sustainable Urbanisation Subcommission 2に所属していたのですが、偶然にもその時に関わりのあった生徒とアンバサダーミーティングの際に出会うことができたのです。お互いより成長した姿で再会することができた時の感動は忘れられません。

一日中英語で国際問題について話し合うのでとても疲れるものですが、今年は昨年の反省を生かし効率よく準備が行えたおかげでディベートそのものもがとても楽しかったです。会議が終わった今でも時々、ふと自分が関わった問題であるキプロスや南極の名前が目に入るとその動向を追ったりしています。

昨年から継続してチームにいる4人と新しく入った4人の合計8 人で参加した今年の模擬国連もあっという間に半年の準備期間が終わり、本番の一週間を終えました。たったの7日間で一週間前とは比べ物にならない深い友情を育むことができました。ほぼ全ての苦楽を共にし、悩み、話し、助け合いながらの彼らとの一週間は一生の思い出です。2年間の努力が自分を大きく成長させることができました。

2年間という短い期間でしたが、厳しくも時には優しく僕らを見守ってくれたMr. Watson がスーパーバイザーをしているスイス公文の模擬国連チームに入り最高の経験と思い出を得られたこと、ならびに自分の挑戦を支えてくれた親友、チームメイト、両親、そしてMr. Watson に心から感謝しています。