現地レポート

ミュージカル“Godspell”を終えて

2019年7月17日 イベント・レポート


25年目を迎えた今年のミュージカルでは、オフブロードウェイでヒットした”Godspell”を上演しました。
今回、キャストは常に舞台上にいなければならず、大変な作品でしたが、生徒たちは困難を乗り越え、楽しく活気に満ちたショーとなりました。経験豊富な先生方の指導のもと、セリフや歌は全て英語、キャストやオーケストラはもちろん照明や音響などの裏方の仕事も生徒たちでやり遂げました。
参加した生徒たちのコメントをご紹介します。



最高のミュージカル 12年生(高3)男子


今回のミュージカルでは主役を務めさせていただきました。昨年も今回同様、大きな役をさせてもらったのですが、今回は私自身が12年生ということもあり、より一層気合いが入っていました。

 私は歌うこと、踊ること、そして演じること、それらすべてが好きなのでキャストの中で一番やる気に満ち溢れていた自信があります。しかし、今年はセリフや歌の長さが格段に増え、その気合いも消えかかりそうになったこともありました。でも、今回のミュージカル “Godspell” では、私の好きな曲がたくさんあり、共演するキャストのメンバーも皆個性豊かで、一緒に練習するのがとても楽しかったので、毎週末の練習に加え、空いた時間にも個人練習を欠かしませんでした。

 そのおかげもあってか本番は大成功だったと思います。終わった時は、言葉で表しきれないほどの達成感を感じました。同時にKLASで私にとって最後のミュージカルが終わってしまったことへの悲しみも感じました。終わった後に友達や先生達に、良かったと言ってもらうこともできて本当に嬉しかったです。

 ミュージカルは、決して演者だけなく、オーケストラや、照明、小道具を製作する人など、たくさんの人の協力があってこそ成り立つだとものだと、今回の経験を通して痛感しました。なので、今回のミュージカルに関わって仕事をしてくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。KLASでのミュージカルの経験を自分の将来に生かしていけたらいいなと思います。



新たな挑戦 12年生(高3)女子


私は今年のミュージカル“Godspell” のProduction Manager(舞台裏の責任者)とダンスの創作/指導担当、ヘアメイクをやらせていただきました。10年生の時から2年連続でヘアメイクだけを担当していた私ですが、今年このような形でミュージカルに携わることになった理由についてお話ししようと思います。

 私は、今年で卒業するので最後はキャストとしてミュージカルに出たいと思っていました。しかし、オーディションの後、Driscoll先生に「Production Managerという新しい役職を作ったのだけど、やってみない?」と声をかけていただきました。何でも挑戦する精神を大事にしていた私はすぐに“ YES”と答えました。しかし最初は何をするのか分からず、先生の指示に従うことしかできませんでした。

 そんな中、ミュージカル監督のDoyle先生から“ミュージカルのダンスを作ってほしい”と言われました。時間が少なかったので驚きましたが、「私にできることがあるなら全力でしたい!」と思い、次の日から必死に曲を聞いて内容を理解し、ミュージカルの全12曲のダンスを創作しました。歌がメインなので激しいダンスにはできませんし、役者の顔が見えるように前を向いて踊れるダンスにしたり、振りが被らないようにするなど、配慮がとても大変でした。練習期間も短いため、最初はボロボロでした。しかし、前に立っている私が焦ってはキャストも焦って結局良いものができないと思い、まずは私が落ち着こうと努力をしました。クモリンピックのリーダーで培った“皆が楽しめる練習”を作ることを意識したら、心に余裕ができました。

 本職のProduction Managerでは、本番舞台のどこの位置に誰が使う物がどの角度で置いてあるかなど、細かいところまで配慮し、キャストがスムーズに演技に入り込めるよう努力しました。それに加え、今年もヘアメイクをやらせていただきました。それぞれ役に合ったメイクをしながら、キャストと世間話をするこの時間はとても楽しいものとなりました。人数が少ないにも関わらずスムーズに行なうことができました。

 本番は見ている私が誰よりもドキドキしていました。“ここの振り付けを間違えないかな”“右回り忘れてないかな”など不安でずっと祈っていました。練習ではなかなか成功しなかった振り付けが本番では完璧になり、皆が楽しそうにダンスを踊っている姿を見て、胸の奥から込み上げてくるものがありました。本番、私は舞台裏で働いていましたが、最終日は前列で見させてもらい、フィナーレでは皆の演技、ダンスに感動して気づけば目から涙が溢れていました。

 最初はこんな大役をするなんて想像もしてなかったですし、不安しかありませんでしたが、Production team の他のメンバーの支えや、先生方、そして何よりキャストのみなさんのおかげで大成功で終えることができ、声をかけてくださった先生のおかげで忘れられない思い出となりました。最高のミュージカルをありがとうございました。



ミュージカルを終えて 10年生(高1)女子


今回、ミュージカルのオーケストラでキーボードを担当しました。ミュージカルに参加しようと決意したのは中島先生が『あなたミュージカルに参加してみない?』と声をかけてくださったのがきっかけです。音楽が好きな私は二つ返事でこの話を受け入れました。

 そんな私を待っていたのは莫大な量の楽譜と練習時間でした。ターム4から始まった練習は週に一回からミュージカル本番に近づくにつれどんどん増えていきました。初めの方は早く終わってほしいという思いでいっぱいでした。けれども本番が近づくにつれて周りが真剣に取り組んでいるのを見て私の中でミュージカルを頑張ろうという意識が高まっていきました。

 今回のミュージカルで私が学んだこと、それは周りの歌やオーケストラの音に合わせて演奏する、つまり協調性です。今までソロでしか演奏をした経験がなかった私は周りの楽器に合わせて弾くことは難しく、合わせることのできない自分自身に苛立ちを感じた時もありました。なので、周りの音とバランスがあった時の一体感の素晴らしさや弾いている時の楽しさを知ることができたのはオーケストラに参加したからです。

 練習が嫌だって思うことがあってもいつも楽しませてくれたオーケストラの先輩達、ミュージカル関係者の方々、そしてオーケストラの指導をしてくださった中島先生、本当にありがとうございました。来年もまたミュージカルに参加できることを目標にこれからも頑張っていきたいです。