現地レポート

新学期を迎えて

2019年8月16日 教員からのメッセージ


スイス公文学園高等部では他のインターナショナルスクールより早く、7月に新学期を迎えます。その様子とともに、今年度から新たに就任した校長、副校長、生徒部長から保護者へのご挨拶を紹介します。


校長 John Southworth

Whereas most schools in Europe have just finished their academic year and started their summer vacation, at KLAS we have just finished our summer vacation and started our academic year. Even with memories of a lovely graduation ceremony last May still fresh in our minds, it is time to look forward to the year ahead. July is a time for change, for fresh goals and fresh faces.

On July 6, fifty-eight fresh faces arrived in Leysin: forty-six new tenth graders, one new eleventh grader, seven summer Japanese students and four Canadian students. They were no doubt excited, but also apprehensive, about the weeks and months ahead. Even for the eleventh and twelfth graders, who returned the day before, many things are new: new rooms, new roommates, new sections, new teachers for a new course, new responsibilities, and new challenges ahead.

There are no new teachers starting at KLAS this year, though of course there are some significant changes in the administration of the school, with me taking over as Principal, Mr Zaita carrying the titles of Vice-Principal and Academic Dean, and Ms Bentley becoming the Dean of Students. Change can be daunting, even for me, but change is also a good and necessary thing, for it brings with it fresh energy, fresh vision, and fresh expectations. And it is also a privilege for us to be able to guide and support others and to take KLAS forward to its 30th anniversary and beyond.

Whether it is a new beginning as a member of staff or a new beginning as a member of the student body, let’s hope for a successful year and let’s hope that parents, staff and students, both current and former, continue to work together as a team for the good of the students and the school.


(日本語意訳)

ヨーロッパのほとんどの学校は学年度を終えて夏休みが始まったところですが、KLASでは夏休みを終えて新学年度が始まりました。5月の素晴らしい卒業式の思い出が私の頭の中ではまだ新鮮ですが、これからの一年を楽しみにする時期でもあります。7月は変化の時、新たな目標がある時、新顔を迎える時です。

7月6日、58人のニューフェイスがレザンに到着しました。新10年生46名、11年生への転入生1名、日本からの夏期訪問生7名、カナダからの交換留学生4名です。みな明らかに興奮している様子でしたが、この先の不安も感じているようでもありました。その前日に帰寮した11・12年生にも新しい部屋、新しいルームメイト、新しいセクション、新しいコース、新しい責任、新たなチャレンジ、といったことがたくさんあります。 今年度新しく着任する教員はおりませんが、いくつかの役職の異動がありました。副校長だった私は校長職を引き継ぎ、在田先生は副校長と教務部長を兼任し、ベントリー先生は生徒部長となりました。変化は困難なことがあるかもしれませんが、新たなエネルギーやビジョン、期待をもたらし、必要なことでもあります。我々が生徒たちを指導・サポートをし、30周年以降もKLASを発展させていくことができるというのは光栄なことです。
生徒や教職員にとって、新年度が実りのある一年となること、この先も生徒、保護者、教職員、卒業生が一体となって協力し合うことを希望します。どうぞよろしくお願いいたします。




副校長 在田 昌弘


時の経つのは早いもので、1995年にレザンへ赴任して以来24年が経過しました。この間、多くの生徒が巣立ち、今では卒業生が様々な分野で社会に貢献しているわけですが、その活動の様子を耳にするたびに、大変誇らしく感じ入っているところです。

 さて、本年度より副校長職に就くことになりましたが、長年教務部長として、学校運営に携わってきておりますので、スタンスが大きく変わることはないかと思っております。引き続き生徒がグローバル社会において活躍できる人材になれるよう支援していきたいと存じます。

 生徒には、日本人としてのアイデンティティをしっかりと確立しつつも、様々な国を母国として持つ教職員との接点や諸外国の生徒との交流を通じてコミュニケーション能力を高め、また、スイスという地の利を活かしたヨーロッパ諸国への旅行を通じて歴史や文化を生で体感し、国際感覚を大いに磨いていって欲しいと思っております。
 さらには、教職員との関係性が近いというボーディングスクールのメリットを活かしてもらうことです。教職員の中には、金融、IT、マスコミ、旅行会社をはじめとした民間企業勤務経験者、また多くのJICAボランティア経験者がいます。様々な社会経験をしてきたこれらの教職員に、積極的に声をかけてもらい、それぞれの世界がどんなものなのかを会話を通じて捉えてもらえればと思っています。また、グラフィックデザインや音楽、そしてスポーツなどにも長けた人材もいますので、同じく言葉を交わしていくことで将来の道筋を決めるにあたってのヒントを得てもらえればと考えています。

 私はと申しますと、専門は水産環境学(現水域循環制御論)で、かつて青年海外協力隊の隊員として、フィリピン共和国に赴き、養殖関連の技術協力(功績は残せておりませんが)に携わりました。これらの分野で興味がある生徒には、声をかけてもらえれば喜んでお話をさせていただきます。また、スポーツでは、クライミングやカヤッキングをはじめとしたアウトドア系、ラグビーや野球などの球技が活動できる分野です。生徒は私の年齢を気にして躊躇しているのかもしれませんが、誘ってもらえれば、一緒にプレーできることかと存じます。

 末筆になりますが、生徒には、勉学はもとより責任ある大人になってもらうべく社会性についてもしっかりと学んでもらうよう全教職員でサポートしていく所存です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



生徒部長 Julie Bentley

Several weeks have passed since the beginning of our new academic year at KLAS and, as the new Dean of Students, it’s a relief to report that our new and visiting students are settling in nicely. Of course with any new endeavour, there are many things that students must learn about.

Students must learn how to become a member of a new community that is made up of different cultures and personalities. They must adapt to sharing dorm rooms and respecting others. They must also become accustomed to interacting in English more often than they are used to. But the biggest challenge students face is perhaps being away from the comfort and security of family and friends for the first time in their lives. They will go through a range of emotions and they will likely make mistakes, which is perfectly normal.

After five years of teaching at KLAS, it was a surprise and an honour to be asked to take on the role of Dean of Students. It's a role I enjoy and take seriously. Being an active member of the Discipline Committee (now called the Student Support Committee) for 4 years, working with Japanese students in Japan and in Canada for 20 years, and having experience providing counselling to teenagers has prepared me well for this new challenge. On top of that, I'm fortunate to work alongside a dedicated Student Support Committee, an experienced faculty and support staff, and clear leadership at KLAS.

In closing, our students may make mistakes and face ups and downs, but please be assured that I will do my best to listen to, guide, and protect your children while they study at KLAS.


(日本語意訳)

新学年度が始まって数週間が過ぎました。新しい生徒部長として、新入生や交換留学生たちが学校に慣れてきているとご報告できることに安堵しております。当然どんな新しいことをするにも学ばなければならないことはたくさんあります。

異なる文化やさまざまな人たちがいる新しい環境では学ぶことがたくさんあります。寮では他人と部屋を共有し、他人を尊重することに順応しなければなりません。また、これまでよりも英語を頻繁に使うことに慣れなければなりません。しかし、新入生たちが直面する最大の課題は、おそらく家族や友人から初めて離れて暮らすことではないでしょうか。感情の変化があったり、間違いをしてしまうことがあるかもしれませんが、これはまったく普通なことです。

KLASで教員として5年間過ごした後、生徒部長職の内示を受けたときは驚きとともに光栄なことでした。やりがいのある役職であり、真剣に受け止めております。 これまで4年間生活指導委員会(現在はStudent Support Committeeと呼ばれています)のメンバーとして活動をしてきました。また、日本とカナダで20年間日本人の生徒たちに英語を教え、10代の若者にカウンセリングを提供した経験もあります。このような経験が新たなチャレンジに役立つことと思っております。加えて、Student Support Committeeのメンバーである先生方や経験豊かな教職員に囲まれて働くことを大変幸せに感じております。

最後に、生徒たちは間違いをしたり、気持ちの浮き沈みがあったりするかもしれませんが、生徒たちの話を聞き、生徒たちを指導し、生徒たちを守っていくことに全力を尽くしていきますので、ご安心いただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。