現地レポート

シニアトリップ(修学旅行)・スイス文化旅行

2020年1月14日 イベント・レポート




教務部 在田 昌弘


10月、12年生(高3)は全員でイタリアのベニスを訪れ、11年生(高2)と10年生(高1)はスイス国内4つの主要都市に別れて、英語によるガイドを受けながら訪問地の歴史や文化を学んできました。10年生にとっては初めての文化旅行で、ガイドの英語を聞き取るのに大変な努力を必要としましたが、英語の発音やアクセントは1つではないということを、身を持って知る学びの機会になったことかと思います。
以下に、学年ごとのレポート課題を紹介します。


--- 10年生 ---

ESL Writing担当教員から、パラグラフの作成が課されました。
ガイドツアー中に興味を引かれた場所、旅行全体を通じて自身にとって印象的であった時間や場所、文化的に日本と違っていたもの等に関して、自分にとって何が重要だったのか、何故それらを発表するものとして選んだのかなど、詳細な説明を加えた上で、Topic sentence(主題)、Transition words(繋ぎ言葉)、Supporting ideas(詳細説明)、Closing sentence(結びの言葉)を使用した約150単語による説明文を二つ完成させました。



--- 11年生 ---

ESL Oral担当教員から、ドキュメンタリータッチによるビデオ制作が課されました。
ビデオ制作においては、ガイドツアー中や自由行動中に訪問した場所から4箇所を選び、ホテルからその場所に辿り着くまでの行程の紹介、また、それぞれ紹介した場所に関して、興味ある事実の紹介を5つ以上含めた上で、映像時間5-6分の作品を完成させました。なお、ビデオ制作に先立って作成したスクリプト(脚本)のボリュームやその文章の正確性、また、音声記録中の発音、アクセント、イントネーション、スピード、間の取り方も評価の基準となりました。



--- 12年生 ---

Reading/Writing担当教員から、より高い手法でのレポート作成が課されました。
旅行で体験したことを元に、Narrative essay(物語風に述べていくエッセイ)の手法で、800から1000単語によるレポートを完成させました。 Narrative essayにおいては、時系列で文章を展開し、読み手のことを意識しながら全般に渡って好奇心をそそるような内容とし、さらには、意外性や痛快さを持って締めくくる必要がありました。併せて、スペル、文法、文の構成の正確性、使用する言葉の多様さ、つなぎ言葉による文章の脈絡性なども評価の基準となりましたので、生徒にとっては、よりチャレンジングな課題となりました。



また、トリップの感想を生徒に書いてもらいましたので、以下にご紹介します。




■横の繋がり 12年生(高3)女子

最初で最後の同学年全員で行く旅行。期末テストが終わり、朝早くイタリアのベネチアへ旅立ちました。KLASでは旅行が多いですが、同学年全員で行く旅はこの旅行だけで、私はとってもワクワクしていました。
 
 夕方頃ベネチアに到着した後、夕食は自由に食べることになり、ホテルからリアルト橋に向かい、ピザとパスタを味わいました。美味しすぎました。特に有名なイカスミのパスタは絶品です。そして、生ハムピザもとってもオススメです。移動の疲れは吹っ飛び、明日からの期待が高まりました。

 2日目は船に乗り、ドージェ宮殿周辺で降りました。ベネチアでは車は走っておらず、主な移動手段として船が重宝されています。午前中のツアーが終わり、午後はベネチアの伝統的なマスクを作りました。マスクの形は数十種類置いてあり、生徒それぞれ好きな形を見つけるのに苦労していました。やっと決まったかと思えば、白いマスクの上に何色を塗って行くのか、どんなデザインにするのか、一人一人が自分思いのマスクを作り、楽しみながら作業を進めていました。私は狼のマスクを作って、出来栄えに満足し、嬉しくなってマスクをつけて町を歩きました。

 いよいよ3日目はムラーノ島を訪れる日です。ベネチアの特産品、ガラス細工はこの島で作られ、私たちは実際に工房見学をしました。職人技によってみるみる形作られていくガラスの馬の凛々しさに、とても驚き、見惚れました 。昼前にはベネチア本島に帰り、夜まで自由時間となりました。 次の日は朝早くにベネチアを離れるので、その日が実質最終日です。大好きな友達とジェラートを食べ歩きし、イタリア料理を食べ納め、話をたくさんして、満喫しすぎて笑顔でほっぺたがつりました。夜に乗ったゴンドラからの綺麗なベネチアの景色は忘れられません。幸せでした。同時に卒業が見え始め、友達といっしょに過ごす、このような幸せな時間が長く続かないことに寂しさも感じました。
 2年間共に過ごしてきた同輩と行く旅行は、私にとって思い出深いものになりました。これだけ一緒に過ごしてきても友達の新しい一面を発見し、まだまだ一緒にいる時間が足りないです。またいつか、こうして全員集まることができるのでしょうか。残りのKLAS生活、悔いの残らないよう、しっかり学びながら友達と楽しみたいと思います。



スイス文化旅行での体験記 11年生(高2)女子

私は今回のスイス文化旅行において、ルツェルンへ行ってきました。ガイドさんが街を一緒に回りつつ詳しく英語で説明してくださいます。英語の聞き取り、また会話のいい練習にもなりますし、色々な場所を三日間にかけて回るので、有名な場所はもちろん、穴場の場所へも行くことができます。また、自由時間も毎日あり、その時間ではショッピングやレストランなど、普段レザンではすることができないいろいろなことができ、そこにおいてもルツェルンのことを深く知ることができるのも私たちにとっては楽しみの一つでもあります。

 また、この旅行の特殊な点は、12年生が参加していないことです。何故ならば、12年生は全員でイタリアへ行っていた為です。従って、私たち11年生が最年長となり、最後のスイス文化旅行でした。参加する前、私たち11年生はミーティングを開き、「12年生がいないので、私たちがしっかりする」、「10年生の後輩との距離を縮める」ことを目標とし、出発しました。

 私は、自由時間での食事で、10年生と一緒にレストランへ行きました。そこでの後輩達との幅広い会話はとても新鮮で楽しく、距離を縮めることができたと私は感じています。また、同部屋となった後輩達と私は今まであまり話したことがなく、少し不安でしたが、いつもと違う環境での生活は私に新しいたくさんのことを教えてくれました。殻に閉じこもるのではなく、自分自身を解放することで、自然と相手も必ず心を開いてくれると私は思うので、歩み寄るという大切さを改めて実感させられました。

 KLASの旅行では、訪問地のことを深く知ることができるのはもちろん、寮の部屋とは違うルームメイト、そして普段あまり関わることができない他の学年の人たちと関わることができ、新しい発見が生まれるというのもとても大きな楽しさなのではないかと思います。
 普段と違う環境での旅行は私を大きく成長させてくれますし、毎回気づかされることがたくさんあります。その経験で将来に役立つたくさんのことを学べるので、学校旅行は私にとって挑戦ですし、とてもいい勉強です。



■ジュネーブ 10年生(高1)女子

私は今回初めてのスイス文化旅行でジュネーブを訪れました。ジュネーブはスイスの中で2番目に大きい都市で国際機関の本部が多数あり、フランス語圏にあります。ジュネーブを訪れた私は、二つのことを学びました。

 まず、私たちは時計博物館を訪れ、とても勉強になりました。例えば、時計でジュネーブが有名になった理由は、宗教改革が起こり、プロテスタントが生きるための仕事として、時計を作ることが盛んになったためです。

 私たちはさまざまな時計を見ることができました。シャトレという種類の時計は、時計よりもそのほかの装飾が重視でその装飾の中には、とても小さなメモ帳や、虫眼鏡などが装備されていました。他にもタクトという種類の時計は、目が見えない人や暗い場所でも時間がわかるように針を触って時刻を確かめる時計です。私は今までそのような種類の時計を見たことがなく、針を触って確かめるということにとても驚きました。もう一つスケルトンという種類の時計がありました。この時計は、時計の裏側から内部の構造が見える時計です。すべての時計がとても精密で綺麗でした。博物館に入った瞬間に私には、眩しいほど一つ一つが輝いて見えました。時計について様々なことを知ることができ、有意義な時間でした。

 二つ目は、人間関係についてです。スイス文化旅行では、先輩といっしょにご飯を食べたり、ガイドさんの英語でわからないことを聞いたりと、あまり話したことのない先輩とたくさん行動することができました。何もかもが初めてのスイス文化旅行だったので、わからないこともありましたが、たくさんのことを得ることができとても有意義なスイス文化旅行になりました。



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