本校の進路指導とは

本校では、単に大学を受験させるだけの「進学指導」や「受験指導」とは一線を画したカリキュラムを展開しています。社会に出て、一人の社会人として通用する力、人生を切り拓いていく力をどのように身につけるかを一番に考え、「なりたい自分」への自己実現に向けて教育を行っています。

イエローゾーン

どんな人間になりたいか、どんな生き方をしたいか、という将来像を考えさせることが大事です。〈私〉をみつめ、友だちや教員と語り合う中で「なりたい自分」を探していくことは、確たる自分を創り「自立心」と「豊かな個性」を身につける上で大切な過程です。そこで学園では「自分さがし」のための意欲づけを重視し、「寮体験」や「宿泊行事」を行うとともに、部活動や学校行事、ボランティア活動、さらには保護者への教育講演会等の活動も大切な進路指導として位置づけています。人間教育が進路指導の根底にあると考えているのです。

グリーンゾーン

「なりたい自分」を模索するためさまざまな職業を知ると同時に、大学、大学院卒業後のさまざまな選択肢を示し、それらが社会や自己実現にどう結びついていくかを明らかにしていきます。その上で「なりたい自分」の実現のために、どのような進学が良いのかを考えさせ、自分に必要な教科科目とは何か、どのような学部・学科に進むべきなのかを学ばせ、追究したい学問を明らかにしていく「進学指導」を実践します。

ブルーゾーン

「なりたい自分」と「望むべき進学先」を常に意識させながら、その実現のために学年団を中心としたチームを作り、受験指導に全力を注ぎます。 大学入試情報収集の仕方、志望校の検討、受験勉強の方法や確認はもちろん、模擬試験の資料や進路部が独自に作成する「進路資料」などを用いての実践的な指導、受験生の精神的なケアも含めたきめ細やかな進路カウンセリングを実施します。さらに、進路部が主催する進路講演会や卒業生を招いての「受験体験を聞く会」、PCや直接キャンパスに行っての大学講義受講(高2希望者)などを通して意識づけを行います。